秩父長瀞の並んででも食べたいかき氷「阿左美冷蔵」

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阿左美冷蔵

あさみれいぞう

長瀞の天然水をかき氷で食べる贅沢


たかが、かき氷と思うなかれ。昨今、美味しいかき氷にお目にかかれなくなった。だからこそ、あまりの美味しさに脳裏に焼きついてしまうかき氷がまだ存在しているんです。幸か不幸か、私はそんな名店を二軒知っています(二軒は知っているという幸福と、二軒しか知らないという不幸)。その一軒は京都先斗町のの「ぎょくえん」。そして、もう一軒は埼玉県秩父の「阿左美冷蔵」です。

阿左美冷蔵は平安時代から続く伝統的な製法を今に伝える氷の蔵元。ここでは昭和30年代頃に食堂などでよく目にした、あのレトロなかき氷機で削られた、非常にきめ細やかなかき氷が味わえます。最近のかき氷のようなジャリジャリ感はまったくなく、繊細な氷が口の中ですぅ〜と溶けていきます。40才以降の人なら一度はこの食感を経験しているはず。そしてその氷が、長瀞の宝登山麓から湧き出た沢の水となれば、おいしいくないハズがありません。

シロップも繊細な氷の風味を壊さないよう、人工的なギトギトした甘味料ではなく、すべてが自然の材料からなる自然な甘味のもの。氷もシロップももまろやかなので、大量に盛られた氷でも飽きることなくペロッと平らげてしまえます。

今回私が食べたのは、さくらのシロップにあずきが入ったもの。驚くほど桜餅の味そのまま!桜餅好きな私には感涙ものでした。主人が注文した氷糖みつもやさしい甘味で言うことなし。

このお店に行ったのは8月の猛暑の真っ最中。並ぶのは覚悟していたものの、案の定、炎天下で軽く一時間は待たされました。並んでいるあいだは日陰がないため、絶対に帽子と日傘は忘れないように!かき氷を食べに行って日射病になったら笑えません(汗)。そんな苦労をしてまでも、年に一度は食べたくなるかき氷です。


阿左美冷蔵

埼玉県秩父郡皆野町金崎27-1[MAP]
電話:0492-62-1119
定休日:年中無休
営業時間:10:00〜18:00
(9月〜翌5月は17時迄)
駐車場:15台

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風情のあるのぼり(上)店の軒先でいただきます(中)桜あずき600円(下)
ランチメニュー
野いちご 500円
はちみつレモン 500円
さくらあずき 500円
煎茶黒みつ 600円
特製氷糖みつ 600円