でも、冷静に考えれば歩いていけるフレンチはあったのです。正確には電車に乗ってですが。わざわざ食事をするためだけに電車に乗る、という習慣がなかったので今までチャンスを逃してました。というわけでコトコト電車に乗って隣町のダンデライオンに行ってきました。(そこまでして食べたいか? 飲みたいか?!)
わざわざ電車に乗ってやってきた甲斐がありました。店のコンセプト「気軽に立ち寄れるカジュアルフレンチ」にウソはなし!
それよりなにより、ダンデライオンの味は私にとってツボだったのです。はじめてフレンチを食べたずっ〜とずっと若い頃「フレンチって美味しい!」と感激したあの瞬間が蘇る味わいだったのです。もっと早くに知っていれば(涙)。
特に今回一番感激だったのが、プチコースの魚料理。"真鯛とホタテのポテトのニョッキ包み"(画像左上)。まったりしたニョッキにつつまれた白身魚を、こってりしたバターソースでいただきます。もう、これ、絶妙でした!今、思い出しても生唾が出ます。フレンチの系統や流れなどはまったく解りませんが、たぶん私好みのフレンチは昔ながらのこってりフレンチで、今どきのあっさりしたものではないのかも?と思わされる一皿でした。ちなみに、主人は"アイナメとウニのオーブン焼き"の皿が最高だったようです。
とはいえ、これらの料理にワインがなければ美味しさも半減です。と、言うか悔しくて地団駄踏みそうです。そしてランチであろうとしっかりワインいただきます。仕事中でもないし、そのためにわざわざ電車に揺られてきたのですから。そうそう
このページをプリントして行くと、グラスワインが一杯サービスされます。お陰で一杯の値段で2杯いただいてしまいました。(どんだけのんべえや!)
今回、いただいたのはランチのプチコース/2,080円。前菜、サラダ、スープ、メイン、デザート、これにパンと飲み物がつきます。主人はフルコースのスペシャルランチ/2,630円を選びましたが、プチコースとスペシャルランチの違いはメインのみ。プチコースのメインは肉料理と魚料理どちらかを選びます。それ以外はどちらのコースもすべて同じ。申し訳ないくらいのコストパフォーマンスの高さでした。