法善寺横町の名物甘味処「夫婦善哉」

タイトル画像
OSAKA
GOURMET
REPORT

<< 画像をクリックすると説明画面に行きます。




夫婦善哉(めおうとぜんざい)
梅田・大阪駅あたりの繁華街を「キタ」と呼ぶのに対して、難波の高島屋あたりから心斎橋のソニービルあたりまでの繁華街を「ミナミ」と呼びます。実家はミナミエリアで仕事関係はキタエリアなので、私の場合どちらもホームグランドにだったのですが、大阪を離れた今となればどちらもよく知らない土地のよう。新しい高層ビルが建ち並び、店が次々と入れ替わるので、ここがどこの都市かさえわからない。そんなわけであえて大阪らしい時間を過ごそうと、むかしも今も変わらない法善寺横町に行ってみました。

むかしの大阪がそのまま残っているレトロな場所。明治や昭和初期の大阪にトリップしたような気分に浸れます。その中に夫婦善哉というぜんざい屋があります。一杯のぜんざいを二杯に分けて盛られているところから夫婦と呼ばれるようです。5組ほどしか入れない狭い店内ですが、表には観光客の列が。今日の私達夫婦は観光気分なので、こんな列がかえって楽しいです。丹波大納言を使ったぜんざいのお味が美味しいのは言うまでもありませんが、私にはちと甘い。ぜんざいを味わうというよりは作家・織田作之助の世界を味わうために訪れる店、という感じでした。

ちなみに、このお店に入ったことのある大阪人はそういないかも。よくマスコミに登場する大きな蟹のあの店もメガネおやじが太鼓を叩いているあの店も、地元の人はまず行かないのではないでしょうか。(平成18年店舗の老朽化のためビルに立て替える)

<< 2004年1月のダイアリーに戻る