私にとってのワッフル遍歴
子供の頃食べたワッフルは、洋風どら焼きのような生地がふたつ折りになり、中にカスタードクリームが挟まれたものでした。その後、アメリカンワッフルなるものを街で見かけるようになりました。洒落たティルームなどのメニューで出され、蜂の巣のように編み目に焼かれた生地の上には、生クリームでデコレーションされたフルーツが添えられてました。外見のボリュームに反し、甘みの無い生地とクリームの組み合わせは意外と軽く、ペロッと食べてしまえるものでした。このタイプのワッフルは比較的簡単に作れるので、家庭でもワッフルメーカーを使って焼いた経験のある人も多いのではないでしょうか。そして約10年前、あのマネケンのベルギーワッフルが一世を風靡しました。甘い香りがたちこめる店頭は、いつも長蛇の列でした。

クールな内装とバリエーション豊かなワッフル
エール・エルのショップを大阪のデパートで見かけるようになったのは、ちょうどマネケンが流行していた頃でした。こちらはアメリカンワッフルにクリームがサンドされたもので、シンプルながらクリームのバリエーションの多さに驚いたものでした。そしてもっと驚いたのは、店の内装。黒を基調に赤でアクセントをつけた、コントラストの強い配色は、ケーキ屋というより宝石店かブティクのよう。その黒とショーケースに並ぶ色とりどりのワッフルの対比は、目を見張る美しさでした。時期的にも、ケーキブティクの先駆けだったのかもしれません。

現代風の画期的なワッフルの店
エール・エルのワッフルは、生クリームとフルーツでデコレーションするかわりに、食べやすく中にサンドしてしまいました。こうすることで、今まで食べ慣れた物がとても新鮮に感じるから不思議。今ではロールケーキのようにクリームを巻き込んだものまで発売されています。どこまで続くのでしょうかワッフルの進化。常時20種類を販売していますが、レシピは数百種類を数えるそうです。常に新しい味で出会え、飽きることのないケーキなのです。


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