摘みたての新鮮なお茶そのまんま
このケーキ、抹茶好きの人には堪らないはず。まず、抹茶の香りが格別!オーブンで長時間焼いているのに、こ んなに青く若々しい香りが残っているのが不思議です。たった今、茶畑から摘んできたような、なんとも新鮮な 抹茶の香りがするんです。そして、とっても見事な緑色ケーキ。私も抹茶のパウンドケーキを焼いたことがあり ますが、こんなにきれいな緑色になるどころか、ちょっと茶色ぽい緑になってしまいます。きっと、かなりの量 の抹茶が使われているのと、新鮮が茶葉が使われている証拠。あまり抹茶を入れすぎると、お茶の苦味が強く なってしまいます。それなのにこのケーキはほんのりとした苦味があるだけ。とてもまろやかです。これはオー ガニック抹茶だからでしょうか。
まるで抹茶を凝縮したようなケーキ
そして、このケーキは少しほろほろしています。上の画像のように切り口からほろほろとこぼれ落ちます。これ も抹茶の分量が多い証拠。抹茶には油分がないので、多く入れると結束の弱いほろほろとした生地になってしま います。だから、このほろほろした感じは抹茶の粉そのもの。でも、口に入れるとしっとりしてなめらか。抹茶 の分量と小麦粉、バターの絶妙な配合が生きています。まるで、お茶の美味しいところを凝縮させたかのような ケーキです。
オーガニック抹茶の良さがまっすぐに伝わる
この抹茶ケーキはフレンチの巨匠・三国シェフのパティスリーマダム・ミクニのもの。三国シェフは素材の産地 や安全性に厳しく、その素材の良さを最大限に活かすことを信条としています。このケーキも、宇治の大事に育 てられたオーガニック抹茶がふんだんに使われていて、新鮮な抹茶そのものを食べているような錯覚を覚えます 。大げさなようですが、いままで食べた抹茶のケーキとは一線を画する、嬉しい意外性のあるケーキでした。
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