川越の人気の老舗うなぎ店「小川菊」

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小川菊

おがぎく

レトロな店内でうなぎが焼けるのを待つ愉しみ


「おがわぎく」と書いて「おがぎく」と読む。そんなこと今の今まで知らず、ずっと「おがわぎく」と読んでいた私です。
この小川菊はうなぎの老舗で、地元川越ではかなり人気があるようだ。
うざくと白焼きを食べながら、うな重が運ばれてくるのを待つ。この店を教えてくれた知人に勧められた。もちろんビールを飲みながら。
わが家から川越には市バス一本で来ることができる。アルコールを飲みたいときはこれに限る。まだ陽が高いというのに、ビールを飲みながらうなぎが焼けるのを待つ。なんとも贅沢で官能的なひととき。

うざくとは、きゅうり酢に刻んだうなぎを和えたもの。こうするとうなぎの油が緩和されてとても食べやすい。ふっくら焼けた白焼きはしっかり油がのっていて、タレがないぶんうなぎ本来の良さが味わえる。そこにわさびをつけてさっぱり味わう。これにはビールというより日本酒が欲しいところ。でも、昼間から酔っぱらうのもいかがなものか?という理性は残っていて、さすがに躊躇した。

ビールも飲み干したころ、タイミングよくうな重が運ばれてきた。しっかり濃いめのタレとふんわりさっくり焼かれたうなぎ。かなり私好みの味。
大阪出身の私には、関東のうなぎの蒲焼きが物足りなく感じることがある。関西はいきなり焼くのに対して、関東は一度蒸してから焼く。そのためか、身がとても柔らかく食べやすい。その反面、パリッとした皮の芳ばしさや、身のさくさく感がない。タレもあっさりして、かなり上品にまとまっているせいか、うなぎを食べた!という満足感に欠ける。
でも、この小川菊のうなぎは私の求める関西テイストのうなぎに似ているように思う。どこか懐かしく私の記憶の「うなぎの蒲焼き」そのものなのだ。うなぎ食べた!という精神的満腹感を味わえるとても印象に残る蒲焼きだった。(2006/10)


小川菊

住所:埼玉県川越市仲町3-22 [MAP]
電話:049-222-0034
定休日:木曜(祝日の場合は翌日休)
営業時間:11:30〜14:00 16:00〜19:00

和食




高島屋


歴史あるレトロな店内(上)うざく700円(中)うな重上2100円(下)
ランチメニュー
うな重 1800円(並)
    2100円(上)
    2500円(特上)
柳川 1100円
うざく 700円
白焼 1600円〜