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蕎麦 藍

そば あい

● 昼下がりに美味しいお蕎麦を食す

藍色ののれんをくぐると、和風で落ち着いたエントランスが続く。入り口へと続くこの小道が、味への期待を膨らませる。店内も品のある落ち着いた内装。まず目についたのは座敷にある低いテーブル。正座するとちょうどひざと同じ高さになる。少し低い気がするが、これが案外食べやすい。ちょうど囲炉裏で食事する、あの感覚かも。おかげで我家にいるようにすっかり腰を落ち着かせてしまう。
藍のご主人はまだお若いで、秩父の名店「こいけ」で修行した方だそう。師匠の技を忠実に受け継いだ蕎麦を、秩父まで行かずに味わえるのが嬉しい。まだ「こいけ」に行ったことのない私は、ちゃっかりここで体験させていただいた。
まずは静岡由比産の桜エビの刺身から。これは季節もので春と秋にしか食べることができない。ラッキーなことに、この日はちょうど期間の最終日。明日来ていたら、食べられなかったわけ。ほんのり甘く上品な桜エビと蕎麦の刺身に感激。
そして、良いタイミングで蕎麦が運ばれてきた。蕎麦の皮をそのまま惹いた黒い麺の"田舎そば"。心持ち幅広に切られた麺は、しっかりコシがありクセがない。これに薬味の静岡の生わさびと辛み大根を入れると、いっそう蕎麦の旨味が引き立つ。
つぎに家人が注文した石臼挽きそばにけしの実を入れた"けしの実そば"を拝借。麺が驚くほど白く透き通って、そこから顔を覗かすけしの実の点々模様。まるで芸術品のようだ。麺はしっかりしたコシと弾力があり、まるでコンニャクを食べているかのようなイキイキとした食感。こんなお蕎麦もあるんだ。
ひと箸ごとに慎重にゆっくり味わって食べた。一枚の分量が少なく、食べていくにつれ減ってしまうのが寂しい(当たり前)。次回は二枚食べるか大盛りにしよう。(2005/4)

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おしゃれな和のエントランス(上)桜エビの刺身(中上)田舎そば(中下)けしの実そば(下)

彩美 2,100円
友禅 1,575円
日替り刺身膳 1,260円
鰻とろ丼 1,050円
うな巻 1,260円
特製天丼 1,050円

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