2006年7月 義母、永眠

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義母、永眠。
5月13日に義母が永眠しました。
2月あたりから持病の心臓が悪化し、
3月に入院し手術に向けて体力を養うことになりました。
しかし、入院中に肺炎になり、
その後、一進一退を繰り返しましたが、
最後は苦しむこともなく眠ったまま逝ってしまいました。

私も約2ヶ月間の入院中、ほぼ毎日病院に足を運びました。
すごく元気そうな日が二日ほど続くと
三日目は酩酊して話すこともできない。
そんな日は私も心身ともにひどく疲れました。
それでも、もとの体に戻れないまでも、
もう一度自宅に帰ってこれると信じていました。

義母は常々「病気をして子供たちに迷惑かけたくない」
と言ってました。
これはだれもが願うことですが、現実はそうもいきません。
でも、義母の場合は見事なまでにその通りの最後でした。
これから始まるであろう介護生活を覚悟していたのに、
私たちに一切手間をかけさせることなく終わりました。
気丈な義母の意思通りの立派な最後でした。

その後は告別式やお墓の準備など、
ものすごく忙しない日々が続きました。
長男の嫁として、いろいろ戸惑う日々でしたが、
そのお陰で悲しみを麻痺させることができました。

今、やっと普段の生活に戻りました。
そして義母が家に居ないことが不思議で仕方ありません。
ついこのあいだまでの元気な義母を想うとき、
その当時の自分のことも想い出され、
毎日が心の旅をしているようです。
このまま時間が経てば「死」というものを
ちゃんと消化できる日がくるのでしょうか。
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