2004年10月 村上春樹著アフターダークを読む

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04 | 10 | 25 | mon 

普通の日常
この頃、台風に大地震にと天災が続いてますね。私のところはなんの被害はないものの、これらの痛ましいニュースを見るたびに阪神大震災の恐怖が蘇ってきます。すっかり忘れかけていたあの経験も、このところの地震の多さで身体の方が敏感に反応しているのか、揺れていないときでも揺れているような錯覚を覚えることがあります。23日の5時半過ぎにも、1階の駐車場にいて微かに地面が揺れてる感じがしました。実際は地震じゃないことの方が多いので「またか」というくらいにしか思いませんでした。でも、家に入ってテレビをつけてみると新潟の大地震の報道が。まさに、さっき私が揺れを感じた時間です。
「あれは本当の地震だったんだ!」
横浜で、しかも屋外なので、僅かな僅かな揺れでしたが、今の私は地震にすごく敏感になってるようです。天災は避けられないだけに人を不安にします。取りあえず防災に必要なものをカバンにつめて用意しておかないと。大きな懐中電灯だけはいつも近くに置いてあるのです。

なかなか晴れ間が続かない関東ですが、先週美しい夕暮れに出会うことができました。私に写真の腕がないので、実際の美しさを再現できないのが残念。毎日こんな「普通の日常」が続けばと切に願います。それが一番贅沢なことと知りながら。
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04 | 10 | 15 | fri 
アフターダークを読む
「夜はようやく明けたばかりだ。」
闇夜が明けるとき、人は知りたくない現実を見せられて戸惑いを覚える。その戸惑いを直視できたとき初めて本当の覚醒が始まるーーーそんなメッセージを私はこの本から受けました。村上春樹の新刊アフターダークです。
もちろんこれは私の解釈であって作家のテーマとは違うものでしょう。でも、本によって受け取るメッセージは私の私自身へのメッセージでもあると思うのです。
私は村上春樹のファンです。正確に言うと村上春樹の作品ではなく村上春樹自身のファンです。彼のエッセイで知る村上春樹ということになりますが。エッセイはたぶん全て読んだのではないでしょうか。なんとも邪道ですね。私とは正反対の考え方をする村上春樹は、私に新しい世界を教えてくれます。例えば、朝5時に起きて小説を書き始め、その後はジョギングをし、夜は9時に就寝する。というライフスタイルを村上春樹がすることに新鮮な驚きがあるのです。せめて私も5時に起きてジョギングをしたら村上春樹的世界観が開けるのかな?と思い、実行に移したいのはやまやまですが、今だに出来ずにいます。それこそが私が私たる所以ですね、とほほ。
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04 | 10 | 11 | mon 
悪天候とハーゲンダッツ アップルパイ
今回の台風22号は東日本最大だそう。私が母のお腹にいたちょうど臨月のときに第二室戸台風が来たそうです。母はいつ産まれるかわからないお腹を抱えながら小学校の講堂に避難したそう。今回の台風はちょうど同じくらいの規模だと聞き、さすがにちょっと怖くなって慌ててベランダのグリーンを取り込みました。夕方の6時くらいからでしょうか、雨と風が強くなってきて、いかにも台風といったお天気に。いよいよ始まるぞ!いろんなものが飛んできて、ガラス窓にぶち当たりでもしたらどうしよう。
・・・で、次に気がついたときは2時間後の8時。すっかり辺りは静かに。そうです、私はあの時から約2時間ほどうたた寝(本寝?)してしまったのです。しかも夫婦そろって。横になってテレビを見ていたのがいけなかったみたい。結果的には良かったのですが(汗)
翌日は台風一過!連休にふさわしい澄み切った空!となるはずでしたが、まだまだ外は曇り模様。おまけにシトシト雨まで降る始末。しかも翌日の祭日の月曜日も。結局三連休とも最悪のお天気となりました。いくら台風の季節とはいえ、まるで梅雨時期のようにハッキリしない空模様です。この時期の空は一年に一度きり。私の一番好きな季節なのに・・・。

気を取り直して買物に出かけ、ハーゲンダッツの新製品アップルパイを買ってきました。期待できる組み合わせです。早速食べてみることに。パクッ。ひとくちめからシナモンの香りとリンゴの酸味が口の中に広がります。アイスに本物のアップルパイが練り込まれていて、ところどころパイ生地やリンゴの食感があります。この味、どこかで食べたことのあるような???そう!まさしくパイ・ア・ラ・モードのあのお味。ありそうでなかったアイスクリームです。ハーゲンタッツはいつもながら組み合わせの魔術師ね。すっかり気分も直ってしまいました。
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04 | 10 | 8 | fri 
残念 モンブランの会
実はモンブランの会を止めました。とっても残念です。頒布会というものは止めたくなったら止められるというものではありません。その会には決まった期間というのがあるので、一度注文すれば、その決められた期間中は止めることができないものなのですが・・・。実は8月に千趣会から「お詫び」のハガキが送られてきました。

注文が当初予定を超えてしまい店舗での製造能力を超えてしまう場合があります。その際は協力工場で生産させていただきます。お気に召さない場合はご不要の旨をご連絡ください。

ガビィ〜ン!!!それはないでしょ〜(涙)今まで2回(この時点では)送られてきたモンブランはすごく美味しいかったので、この先も期待感膨らませてたのに。今後はもし美味しくても「もしかしてこれは他の工場で作ったものかも・・・?」なんて考えながら食べなくてはいけません。完全にケチがついた気分。すぐに注文ストップしよ!と思いました。で、主人に相談してみるとそんなに驚いた様子もなく「美味しければいいんじゃない?」と言います。さすが男性、細かいことにこだわりません。確かに誰が作ろうと美味しければいいわけです。それに運良く12回とも店舗で作られたものが食べられないとも限りません。腑に落ちないものの、もう少し様子を見ていようと思ったのです。その後に送られてきたケーキも美味しかったし「まあ、いいっか」という気分になっていました。そして問題の9月。いつもその月送られてくるケーキを千趣会のサイトで見て楽しみにしているのですが、なぜか9月はそれとは違うものが送られてきました。そしてそれがあまりも私の口に合わない。とうとうこれが怒りの起爆剤となりました。3つもケチがついたお陰で未練が吹っ切れ、頒布会に中止の電話をしたのです。

(1つめのケチ)協力工場に関しては、文句は言いましたが私の中では整理がついてました。企画の時点で生産量の綿密な打ち合わせされているだろうから、きっとなにか不測の事態が起きたのでしょう。それに隠蔽しない姿勢は評価できることだと思います。とは言っても頒布会はまだまだ続くわけで、一点の曇りもなく楽しみたいのも事実。縁がなかったと諦めるしかありません。

(2つめのケチ)電話して初めて知りましたが、頒布会の商品が送られてくる順序は発注を受けた時期によって変わるらしく、現在サイトに掲載されているコースは私が5月に注文したものとは違うものらしい。それにはびっくり!しかもぜんぜん違うなら気もつくけど、微妙な違いなので気がつくわけもない。だいたいそんな企業側の都合はその旨をしっかり表示しないとわかるわけがない。発注オーバーなのに、まだ注文を受け付けているのを不審に思ってた。でも、これでやっと納得できたわ。

(3つめのケチ)味に関しては個人差があるわけで、美味しくないからと言って腹が立つわけではありません。でもその度に「これはその店の本当の味?それとも協力工場だから?」と疑わないといけないのは嫌なものです。ちなみに、今回の美味しくなかったケーキは、今サイトに9月分として掲載されているものとはまったく別のものです。

クレームの電話では文句のいい放題の私でしたが、対応もしっかりしていてとても感じが良かった。クレーム対応の常套句「貴重なご意見ありがとうございました」を何度も繰り返していた。そんなセリフ聞きながら、嫌な仕事頑張ってるなぁ、と冷静に考えてる自分もいたりして。でも、当分この会社の頒布会はしたくないなぁ。本当に美味しかったし楽しみにしてただけに、わくわく感を裏切られたショックは大きい。すぐに忘れて案外すぐに注文するかもしれないけど。
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04 | 10 | 3 | sun 
箱根の旅
昨日10月2日は誕生日で休日いうこともあり、箱根に一泊旅行に行きました。2日前に急に思い立った旅です。まずは箱根強羅公園へ。様々な熱帯植物館や高山植物園が配置されたフランス式整型庭園です。時期的に花は少ないですが、箱根の山並みをバックに巨大なヒマラヤ杉がそびえ立っている姿がとても印象的でした。
ブーゲンビレア館(上)園の中心には噴水池(下)→

その後はススキで有名な仙石原へ。斜面一帯を絨毯のように埋め尽くすススキ野は今まで目にしたことのないような神秘的な風景で、まるでSFの世界のよう。私は自然の美しさを目にしたとき、圧巻のあまり感動よりも恐怖を覚えます。あまりの美しさに寒気がするとでも言うのでしょうか。このススキ野の風景もそういう意味でとても怖かった。雨のため写真は撮れなかったのですが、どのみちあの美しさを私の腕でお伝えすることは無理だったでしょう。

箱根は我家からは日帰りできる距離ですが、さすがに疲れるので一泊することにしました。でも、旅館でごちそうを食べる気分ではなかったので素泊まりできる宿を寸前に探し、やっと一件のプチホテルを見つけました。値段が安くてこの時期に空室があるということで、まったく期待していなかったのですが、広くキレイな部屋とスマートな接客で意外と居心地の良いホテルでした。ただこの可愛いホテルにおじさんとおばさんが浮いていたのは言うまでもありません。天気に恵まれないのは残念でしたが、思いのほか驚きと発見の多い濃い旅になりました。
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04 | 10 | 1 | fri 
脅威の繁殖力
今日から10月ですね。今、はじめて気がつきました。去年の10月も快晴だったけど、今年も台風一過で快晴になりました。去年や一昨年の自分の様子がこのdiaryを見ると鮮明に思いだせます。特に画像があるとそれを撮った気持ちまで蘇ってくるよう。私による私のためのdiaryですが、こうして公開してるからこそ続けられる、というのも不思議。誰かが見てくれていると感じることは大事なことなんですね。とつくづく思う次第です。
ところで、わが家のベランダにはいろんな植物が増えました。6月あたりからオフラインで植物のページを作ってるのですが、すべてのページが中途半端のままなのでかなかなアップできません。実は植物だけではなくHAPPEATSのコーナーリニューアルやCANCERの更新も以前からオフラインでは進めているのですが、これもすべてに中途半端で放置状態です。これらを今月こそ一気にアップしたいと願ってます。(言ってしまった、がんばれワタシ!)

右の画像はわが家のリビングの一部ですが、そこに置かれてるグリーン、これ全部ゼブリナという植物なんです。この画像では分かりにくいですが、表面はキラキラと光沢があり、裏は赤紫で、葉というより南国の織物のようなとてもエキゾチックで美しい植物です。
このゼブリナがわが家に来たのが8月の下旬。園芸店の軒先に処分寸前のものが100円セールになってコンテナにつめ込まれてました。その中のひとつがこのゼブリナだったのです。翌日すぐにひと回り大きい鉢に植え替えたのですが、その日から成長すること成長すること。今ではその鉢から溢れそうになってます。あんまりなので、伸びた部分をカットして水あげしていたら、こんなにたくさんになりました。最初の苗はこの下の画像くらいのボリュームだったのに。茎を切ると粘った液が出て糸を引きます。これが繁殖力の正体なのでしょうか? そして、驚くことに、水挿しして3日目くらいからもう芽を出してるんです。アイビーなんて1ヶ月もかかるのに・・・。なんて逞しいんでしょう。もちろん親株はベランダでしっかり繁殖を続けています。もし、冬が来ず、この繁殖が一年も続けば、きっとわが家はゼブリナで埋め尽くされることになるのでしょう。なんかホラーみたいだ。おそろしや、おそろしや・・・。

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